タイプミスから生まれる神もある

 今日は大怪獣キザラスが生まれた。キザラスは雄の名前で、雌はキザラッスだ。ギャオスの頭をしたゴモラみたいな風貌。肌は銀色。そんな事を考えていたら仕事がはかどらなかった。明日は頑張ろう。
 夜の散歩。北に向かって歩いてみた。急にギチギチ言い出す蝉に怯えたりしつつ歩いていると、ハイヒールを手に持って裸足で駆けている女性がいた。それをゆっくりと自転車で追う男性。事件的なものを感じた。しかし男性は知り合いだったらしい。彼が声をかけたら女性は普通に反応していた。
 坂を下っていると、何歳か歳の離れた感じの男子二人(兄弟だろうか)が、自転車で坂を上ってきた。
「見えるでしょ?」
「見えねえよ」
「ほら、見えるじゃん」
「ちょっとしか見えねえよ」
一体何が見えたり見えなかったりしたのだろう。
 他にもいくつかの小イベントが発生し、やがて帰宅。