平和な光景

 木曜日
バイト中に酒の誘い。業務を終えた後、五反田で酒。
 金曜日
深夜から始発頃までカラオケ。漬物が美味い。
帰りの電車内、椅子に座っていると、三人組の女子の一人に足を踏まれ、「ごめんちゃい」と言われる。ふざけた言い方だが、不思議と怒りは湧かなかった。疲れていた為か、軽く一瞥しただけで済ませてしまったが、もっと自分自身にとって面白い反応が出来ても良かったのではないかと、後になって悔やんだ。
帰りの電車内、隣におじさんが座り、その向かいにおにいさんが座った。二人の会話を盗み聞きしたところによると、おじさんは寝るからおにいさんがおじさんを新宿で起こすという約束が結ばれたようだった。おにいさんは池袋らしい。新宿に着いた時点で二人とも寝ていたので、おじさんに声をかけて起こした。おじさんは慌ててホームに降り、辺りを見回すと、また電車に乗ってきて、私とおにいさんから少し離れた所に立ち、またこちらの方に戻ってきておにいさんを起こした。そしておにいさんは新宿で降りた。おじさんは電車内に残ったはずだが、いつの間にか消えていた。
高田馬場駅では切符が改札を通らず。機械に「駅員さんに見せてください」というような表示が出たので、駅員さんにその切符を見せると、「ん、あい」と言った。
早朝の高田馬場アスファルト上に撒き散らされた吐瀉物に沢山の平和の象徴が群がっていた。