pax carnis

 木曜日
仕事を終え、東京へ。
病は気から。気は場次第で。混沌とした気で満たされた混沌とした場を整理・清掃する事によって、全ての物事を良い方向に向けようと試みた。
とりあえず、寝やすい空間にはなった。眠る幼女のもみあげが、天を衝いていた。
 金曜日
何が起こったのか。深夜、唐突に格闘ゲームに興じる男二人。それを終え、再び就寝。
朝、コンビニで朝食を買って帰宅すると、幼女に牛乳が無いとなじられ、再び牛乳を買いにコンビニへ。
その後、秩序じみた部屋に満ちた混沌とした気に精神を汚染された。しにてェ…。
以前からの予定では、一人でおからせんべいでも齧りながらケーブルテレビのカートゥーンでも眺めていようかという事になっていたのだが、幼女の
 「みんなであそぶ!」
という言葉により、家人2は仕事を休み、都内外から人間達が続々と集結し(今思えば、5つの都道府県から人間達が集結していたのだなぁ)、皆で、私が持ち込んで家人1が料理した肉を食べる事になった。
その後、試食のスイカを貪るなどしつつ、カラオケ店に移動。半裸で踊り狂う(31歳・素面)に極力目を合わせないようにする女性店員。店内の廊下でも平気で半裸姿でいる(31歳・素面)が頼もしかった。
帰宅後、再び肉。そして全員力尽きるように眠りに就いた。しばしの仮眠。意識を失う直前まで、幼女に踏み台にされていたのだが、目が覚めると、幼女は隣で力尽きていた。踏み疲れたのか。
やや寝過ごしていた事に焦りつつも、終電が迫るなべっちと家人2を連れ、ドライビング。物資の運搬が目的であったのだが、道を誤り、時間をロス。帰る手立てが無くなってしまうなべっちを駅で下ろし、再び目的地へ。しかし更に道を誤り、古巣高田馬場の近辺までやってきた。そして更に道を誤り、謎の地域へ。ここで初めてUターンを経験。交通法違反になっていないかとビクビクしながら。やはり東京の道は怖い。
 土曜日
すっかり日も変わり。
色々あって目的地到着。見慣れた風景に安堵。そして、減った人手でビクビクしながら物資を搬入。
一旦帰宅し、これから忘れていたレンタルCDの返却に出かけるという家人2と別れ、群馬へ。
何度か死に呼ばれつつも、帰巣本能に従い、実家到着。そして死。
朝、30分遅れで起床。すなわち、目覚ましを全て停止させたあと、二度寝をして、30分後に起床。だが、遅刻は免れた。余裕を持って段取りをすれば、不測の事態にも対応できるのである。あと5分は余計に寝ていても対応できていた。あと5分くらい寝ていたかった。
仕事を終え、家で肉を食べた。