もやのかかった頭の中

 金曜日
仕事を終え、東京へ。
翌日に小旅行を控え、その参加者達が次々に集合。そして擦れ違い。迷走。夜の街を。私は電話(内線)で怒られるなど。
 土曜日
早朝。快晴。
人間が何かを準備する時に起こる現象として、時間を消費するという事がある。例えば荷物をまとめるのに10分かかるとか。そして追加効果として、周りの人間の準備を遅らせるという現象も起きる。この追加効果は重ねがけ有効である。なので、沢山の人間が同時に何かを準備しようとすると、時間の流れが淀む。混沌が生まれる。ちなみに、一人であれば、その追加効果は発生しない。何故なら一人だから。
車に乗り込み、南へ。家族二組+運転手(己)+ナビ(なべっち)、計6人半の道行き。
下道でゆるゆる移動し、やがて東京湾に。迷い込んだ港に軒を連ねる、超有名企業(例:東洋水産日本通運等)の倉庫群に狂うナビっち。
アクアラインで海中体験。感覚としては、普通のトンネルに近い。噂の「海ほたる」ではアメリカンドッグを食べた。比較的良いソーセージを使っていて、旨い。やはりサービスエリア等ではアメリカンドッグに限る。そのような話を前日に聞いていたので、そのような主義を持っていたのが、この日の自分だった。
千葉。南房総の内陸部に足を踏み入れるのは恐らく初。新鮮な気持ちを頂けた。半島を貫通し、目的地である鴨川に到着。日は真上に。日の真下で海に。去年の越中に続き、今年は六尺で海に。海水浴客の子供が私を見て「あの男…!」と言っていたそうだ。
砂塗れの焼きソバ等の飲食、手刀で西瓜割り、波打ち際で虫に噛まれながらの城作り、等のイベントをこなし、予約してあった宿へ。1時間の遅刻。
夜は疲れを推して面雀に興じた。疲れを推して酒を飲みつつ。やるのはもうかれこれ4、5年ぶりくらいか。堪能した。窓に貼り付く蛙たち
 日曜日
早朝。快晴。
散歩に行く人間、風呂に行く人間、暑がる人間、眠がる人間、等。
朝食を取り、この日の予定を計画。前日まで全く案に入っていなかった(しかし、皆の心の中に確かに存在した)、マザー牧場に行く事に決定。
マザー牧場。牛や馬や羊がいる場所。豚もいた。ちびっ子たちにお尻をペンペン叩かれながら疾駆する子豚たち。
中盤、小遊園地的なコーナーで各施設を利用。−30度の世界の中にいた兎(剥製、死骸)の左耳は発泡スチロールで、頭から氷の柱が生えていた。ライティングされたアザラシの横顔が良いお顔。
最後はジンギスカンガーデンで羊のショー。鉄板の上で踊っていた。美味。
同行者が放送で呼び出されるのを聞く頃には、日は傾き始めていた。帰り道に乗って東京へ。
荷と人を下ろしてから、オウチで一旦休憩、と思ったが、時間も迫ってきていたので、そのまま群馬へ。高速道路は凄く速い速さで移動しているので、事故を起こしたりするととても危ない。死んでしまったりする。
ウッと気が付くと、家の近くまで来ていた。分離帯で分離しそうになっているトラックの姿が痛々しい。帰宅後、目覚めている自分の死。すなわち睡眠状態に。
 月曜日
酔っ払いに「刺すぞ」と言われて困った。