肉との対話

 金曜日
一人で焼肉。一人での焼肉は常に最高の焼き加減を味わえる。焼肉の勝ち負け云々をかつて書いた。一対一ならば、負ける事はないのだ。
夜、池袋のラブホテルの如き名前の男と個室でズボンを脱いで縦笛を吹き鳴らした。知らない人に見られて恥ずかしかった。
その後、池袋のラブホテルのようなところでIron Maidenを聴きながら就寝。
 土曜日
昼、重い荷物を背負って、汗だくになりながら彷徨い歩く稽古。その後、通常の稽古。
稽古後、不快な事があった。不快な人があった。私はそれらも含めて全ての人を、というより、全てを愛しているのだが、愛しているが故に、パッと飛び散る赤を見たくなった。プチュッと弾けるピンク色を見たくなった。それは愛の深さとは全く関係ないのだが。
 日曜日
仕事、中に電話。街中で甲冑を着た人が剣で戦ったりするというので、その観覧のお誘い。何処に何があっても、誰が何をやっていてもいいのだ。騎士たちは存分に戦っただろうか。