爪を切った

 最近よく足の爪が剥がれるのでこまめに切るようにしている。それでも剥がれる時は剥がれるが。
 小さい時は爪を切った後の、柔らかい皮膚が空気に晒される感じが嫌だった。だから爪を切るのが嫌だった。手の爪に比べると足の爪を切った時の方が不快感が少ない。なので手の爪は伸ばし放題でも、足の爪は普通に切っていた。
 左手親指の爪を1センチ程伸ばした事がある。爪の上に指を乗せたりして遊んでいた。教師に危険だからと注意された。
 爪を切る時の弾ける感覚も嫌いだった。しかしいつ頃からか、風呂上りの爪は柔らかく、スッと刃が入る事に気がついた。
 今は爪を切るのは嫌いじゃない。