ただしがくる

 道端に「正し」と書いてあった。”ただし”か?それとも”まさし”か?人名?少し歩いたら、道に相合傘が描かれていて、片方は「正也」となっていた。あれは”し”ではなく、”也”の書きかけだったのだろうか。さらに少し先にまた相合傘があり、相手の名前は無く「まさし」とだけ書かれていた。
 以上の事から分かるのは、”正也”と”まさし”がいるという事。そして”ただし”が存在するかもしれないという事。”也”の書き順から考えて、「正し」が”正也”の書きかけである可能性は低い。しかし気にかかるのは、「正し」だけが相合傘を差していなかった事だ。人名ではないのだろうか。一番有力なのは”まさし”説だが…。