この世はでっかい熊谷市

 金曜日
バイト、で、一時帰宅後、水道橋定例集会その1。眠かったのか、腹が減っていたのかなんなのか、色々酷かった。絶対にカルシウムが足りていないと思うので、これからは積極的に牛乳を飲みたい。でも牛乳を飲むと必ず大変な事になるので、巷で噂の”お腹を壊さない牛乳”にしたいと思う。
 土曜日
午前1時前、私の用意した食べ物を食べている回数では世界で百本の指に入るかもしれないナインず氏が来訪。彼の買ってきたコンビニの鍋セットなどを食べるなどしたが、彼も私もそれぞれの理由で色々とギリギリだったので、直ぐに寝に入った。
翌日、高田馬場へ。実は今、新居を探しているのだが、良さそうな所があったのでそこを見せてもらうつもりだった。破り取ったチラシに書いてある電話番号に電話をかけ、駅前で待ち合わせ。高田馬場駅徒歩7分、4畳半、3万円、収納有り、風呂無し、トイレ共同。大久保にも物件があるというので見せてもらいに行った。不動産屋の人は自転車だったので、新大久保駅前で再び待ち合わせ。しかしもう一つの物件は大家不在で見られなかった。仕方なく、夕方にまた来るという事にして、昼の稽古に出る為に再び高田馬場へ。
稽古。眠気か風邪かよくわからないが、変な気持ち悪さのようなものがあって、いまいちだったような気がする。3箇所ほどから、それぞれ個性的な理由で出血した。
再び大久保へ。しかし大家はまだ不在らしく、シニアゴルフを見ながら1時間ほど世話話をして不動産屋の事務所をあとにした。
それからライブへ。新宿URGAにてTHE RED ZOMBEATS企画「独醒」。先日、大久保とURGAがかなり近い事を実感していたので、歩いて行ってみた。数分で到着。大久保はライブに行くには良いのかもしれない。
少し早めに到着。やがてライブが始まったようだったが、何故か直ぐに立ち上がる気力が湧かず、外でうずくまったりしていた。コンビニで暖かいものを買い、食べたら少し落ち着いたので中へ入った。
この日最初に見たのは兀突骨。初めて見るバンド。久しぶりのライブだったが、軽く打ちのめされた。なんとなくヴァイキングメタル的なものを感じていたが(シンフォニックなヤツではなく、AMON AMARTHみたいなイメージ。髭とか)、その内「いざ鎌倉」などと言い出したので、ヴァイキングではなく武士だったかと、妙に納得してしまった。川越のバンドだそうだ。今まで川越というと、1.大学の友達の実家 2.パチンコ火の鳥がある 3.陸地の真ん中にありそう、というイメージがあったのだが、今後は川越のイメージの一番最初に兀突骨が入り込んでくるだろう。2曲入りのCD−Rを売っていたので、666hell(200円)で購入。
DIE YOU BASTARD!のセッティング中に流れていた曲が気になったので聞いてみたら筋肉少女帯だったらしい。こんな格好良かったとは。なめていた。その後も、同じくライブ前に流れていた長渕のCAPTAIN OF THE SHIPの歌詞が心に染みるわ、ライブ1曲目のSTRANGLE HOLDが心に染みるわ、新曲の自称”速いバラード”が心に染みるわで大変だった。
ライブ後、少しの間旅の話などに興じていたが、電車の終電も近付いたのでURGAをあとにした。途中、博多天神で夕食。
新宿からの熊谷行き最終電車。去年までいた大学の文化祭の模擬店(焼きソバ・ソバめし)の手伝いに行くのだ。実は金曜から始まっていたのだが、少し忙しかったので、日曜だけ手伝う事にした。
電車に揺られていると、心身の疲労からか、乗っている電車があの世に向かっているような感覚に陥った。かつて夜中に東京から実家の群馬に向かって歩いた事があったが、あの時の明け方の精神状態に近い。信号が赤でも、車が来ていても、歩き出してしまうような感覚。何もかもがどうでもよくなって終わってしまいたくなるような感覚。埼玉という土地がそう思わせるのかもしれない。だって窓の外が黒しかないし。
 日曜日
午前1時過ぎ、後輩の部屋に到着。到着し次第、寝た。そして8時前には起床。徒歩とバスを駆使して大学へ。多分1年ぶりだが、校舎自体はあまり懐かしくない。去年から随分早い気がする。
在校生が商売のシステムを完成させていたので、手伝う事も少なく、結構手持ち無沙汰だった。なので、久しぶりに学食の唐揚げカレーを食べたり、みんなの働く風景を写真に収めたりしていた。かなり久しぶりに会う先輩、後輩、熊谷時代のお隣さんなどにも会えた。しかし文化祭そのものは堪能し切れなかった気もする。いつか完全に客として行ってみたい。
終了後、大型銭湯へ。こういう流れも懐かしい。風呂は色々な考えが浮かぶ。それに次いで、便所、散歩。銭湯は人がいる分、家の風呂より落ち着かない気もするが、不思議と中に入ると気にならない。この日も色々考えてみた。
それから、居酒屋「秀蔓」へ。名物料理の”とりわさ”が消滅していたし、酒も料理も量が減っているのも少し悲しかった。しかし雰囲気はさすが秀蔓というような空気感を作り上げていた。名物店員の一人、通称”キエさん”を確認。お土産にりんごを一箱もらった。
 月曜日
日が変わる頃からカラオケ屋へ。最近カラオケばかり行っている気がする。昔はむしろ嫌いだったのに不思議なものだ。それにしても、カラオケというものは、一緒に入る人物によって随分雰囲気の変わるものだと思う。まあ、何をするにしてもそうかもしれないが、特に。
朝5時、解散。何故か豚めしを食いに行こうという話になったので数人で松屋へ。しかし、腹は減っているのだが、何も腹に入る気がしない。納豆定食を注文し、なんとか完食できた。
後輩宅への帰宅途中、前に来た時には母親が病気の為に休業していたスナック”まどんな”が新装開店していた。なんと田村正和東山紀之からの祝いの花が届いていた。本当に彼らの行きつけだったら面白いのだが。
空もだいぶ明るくなってから就寝。そして12時過ぎに起床。目覚めのBGMは李博士イ・パクサ)の怒涛のテクノポンチャック。心地良い目覚めが得られた。
車で上尾まで送ってもらい、そこから電車で帰宅。上尾駅で便所に入った時、頭の中で、先ほど聞いたパクサの歌のメロディが流れていたのだが、それと酷似したメロディを鼻歌で歌うおじさんがトイレに入ってきて驚愕した。関係の無い話、便所の落書きは、違う人物同士で会話になっているものが面白い。ちなみに日曜は4人くらいが言い争いになっている落書きを発見した。
この日はバイトは休ませてもらった。一度帰宅して、すぐに大久保へ。例の物件を見せてもらう為。大久保駅徒歩5分、4畳半+キッチン、5万6千円、収納有り、風呂無し、トイレ有り。風呂が無い点以外では完璧に近い条件だったが、予算の問題で断念。3万の高田馬場に決めた。引越しは12月前後の予定。取りあえず申し込み用紙だけ提出。
帰りに今部屋を借りている不動産屋に行こうとしたが、丁度事務所を閉じる時間だったらしい。とりあえず後日出直す事にして、夕飯を食べに戸越銀座のラーメン屋へ。この日は漠然とした不安感に苛まれていたが、満腹になったら落ち着いた。やはり美味いものを食べると幸せを感じる。そして今度の金曜日には我が家に大量の幸せ(肉)が届くらしい。
そういえば、車を一台貰える事になった。先日無くなった親戚のおじさんのものらしい。彼が私の為に遺してくれたわけではないが(廃車の予定だったとか)、少し嬉しい。活用するかどうかはともかく。
明日からまた少し忙しくなる。がんばろう。