深く、入り込んだ雪片

 土曜日
稽古。外は雪。雪が降るとなんとなく嬉しくなってしまうのだが、外を歩き始めて10秒で嫌になった。だいぶ滑った。
帰宅後、微妙に空いた時間にライブに行く事なども出来たのだろうが、連絡待ちの状態だったので下手に動けず、とりあえず身体を休める事にした。
夜、五反田にて新年会。ぼんやりと、「祭りは一人でも行えるが、会は一人では無理かもしれない」と考えた。傘を杖代わりにして雪の坂を下っていたら、パキッという音とともに傘が折れた。傘を開く機構のスプリングが飛び出して面白い事になった。
 日曜日
朝5時過ぎに解散。帰宅し、6時に就寝。そして10時前には起床。上野に買い物に行こうと考えていた為。急遽同行する事になったナインず氏と待ち合わせて、適当にアメ横等を物色。
公園でケーキを食べていたら手にクリームがついてしまったので、ポケットの中に入っていた数ヶ月前のウェットティッシュを使用。しかし、既にウェットさは失われていた。
電話が入り、これから上野あたりで雪合戦をしないかという話が舞い込んできた。実は昨日の稽古の際にそのような話で盛り上がっていたのだが、本当にやる事になるとは。しかも翌日。でも丁度良く上野にいるし、同行の人もいるのでメンツには困らない。
という事で、さらに3人と合流し、公園にてバトルロイヤル方式で雪合戦。革手袋を購入するなど、事前の準備もしていたのだが、下は雪駄に足袋だったので、かなりの序盤で足が破壊されてしまい、どうせなら靴も買えば良かったと思った。割と通行人の多い場所だったので、暖かい眼差しで見守られながらの戦い。通りがかりのおばさんに「若いわねぇ〜」などと言われた。主に半裸の方が。最後は皆で奇形雪ダルマを作って終了。
昼食後、残虐しりとりなどをしつつ解散。皆はそのまま遥か西の地に旅立っていったので、私は一旦部屋に戻って休養を取った後、熊谷時代のご近所さん的存在であるマンタ氏と会う為に池袋へ。
待ち合わせ場所が分からずちょっと泣きそうになったが、なんとか会えた。ここしばらく音沙汰の無い共通の知人に電話をかけたり、ゲームセンターで握力と背筋力を測定したり、誰もいないビルを彷徨ったり、その中で踊ったり、夜の公園を巡ったりした。
日が変わる前に帰宅。疲れ果てた。