随分前の事ですが

 道を歩いていると、一人の女子が車止めのポールの上にあぐらをかいて座っているのが遠くに見えました。携帯電話をいじくっているのか、本を読んでいるのか、うつむき気味でしたが、なんにしても凄いバランス感覚の持ち主だと思いました。しかし近付くと、なんと普通にポールに腰掛けているだけでした。下半身の服の模様が背景と溶け合っていたのです。ちなみに組んだ足に見えたのは上着の端に付いているフワフワなアレでした。
 これが都市迷彩の威力かと驚愕したものです。焦点を合わさないと本当に気付かない。ちなみにその女子が穿いていたのは迷彩柄ではありませんでした。
 日記としては、首と肩が痛かったという事を書きます。