思い出三篇

 一昨日の事なんですが。
 池袋の街にそびえ立つ白く巨大な塔。そこに住まうセイレーンの歌声に誘われるまま、労働者達が過酷な作業に従事しているとも聞きます。同じ塔を別の場所でも見た事があるので、そういう地域は他にもあるのかもしれません。
 遠くに見る事は出来るけれど、不思議と接近する事のなかった塔。近くに住んでいたにも関わらずです。必要なフラグが立ったのか分かりませんが、そこにようやく到達する事ができました。

 まさに悪の巣。ベルフェゴールめ!
 

 これはそれよりもさらに前の話。
通勤途中の山道に、靴が揃えて置いてありました。次の日も、その次の日も、靴は同じ場所に置かれたままでした。辺りを簡単に見渡してみましたが、そういうものは見当たりませんでした。靴はもう置いてありません。
 
 今日の事です。
豚が突然発狂してのたうち回り、壁に頭部を強打して、やがて死にました。