ギリギリなんとか

 水曜日
深夜から五反田で待ち合わせ。しかし、初の残業が。帰宅後も、細かい作業に手間取り、予定より二時間ほど遅れての出発。
 木曜日
日が変わってから宴に参加。米米CLUBの『浪漫飛行』の流れる中、狭い室内を飛び交う無数の風船。発狂した。シャボン玉を飛ばす銃型の装置で耳の中に風を送った。
朝方、宴に同席した大学時代の学友の一人と、いつまでもの学生気分で宿屋代わりにしようとした家に向かうと、先客(無職)がいた。代わりに家の主人は見当たらない。話を聞くところによると、物理的に蒸発してしまったそうだ。ウトウトし始めると、(無職)にアツアツの海老を口元に運ばれ、熱さに目が覚めた。畳の上に落ちた海老を食べたら、プリプリしていて美味しかった。
家の主人が、実は隣室で寝ているだけだと判明。起きて来た主人と入れ替わりで部屋を移り、寝た。
昼、来客の気配で起床。狭い部屋にみっしりと詰め込まれた人間たち。混沌とした状況の中で、この家の鍵が見当たらないという事実が浮かび上がった。人間たちの手で必死の捜索が続けられ、果たして鍵は見つかった。安心した。
(無職)に官能的なマッサージを施され、全身の筋肉が弛緩。礼とばかりに、(無職)の体を複数人の手で弄んだ。
『戦え!超生命体トランスフォーマー』を流しながら、昼寝。その後、絵を描くなどして過ごしているうちに、待ち合わせている時間がやってきたので、そちらに移動。例の学友と共に。
既に居酒屋で飲んでいた二人と合流し、カラオケへ。だいぶ恒例になった感もある、アニメ特撮縛りの集いである。入店後、程なくして、人間が二人増え、六人に。人数が増えると回転が落ちるのが欠点だが、人の入れた曲でも、構わず一緒に歌ってしまえば良いのだ。
終電ギリギリで解散。終電で群馬へ。そして寝過ごして終点へ。姉に車で迎えに来てもらった。まったくとんでもない。
 金曜日
たまたま都合で親の車に乗せてもらって仕事場に。助かった。
夜は職場の飲み会。部落のボーリング大会で4位になった人に、ラーメンを一度に箸でつまみ過ぎではないかという指摘を受けた。
二次会で、道場六三郎の弟子の料理を食べた。美味しかった。犬を服従させるには大外刈りや後ろ回し蹴りが良いと元ヤンキー風のおじさんに聞いた。
 土曜日
休日。一日中パソコンに向かい、時に、『沈黙の艦隊』の続きを読んだり。プリンターを使ったら、先日調子が悪くて出なかった分の印刷物が大量に刷られてビビッた。