BAKUDAN

 車で直進していると、右折したがっている乗用車を確認。それを通して差し上げた。
 軽く会釈するのは、品の良いご婦人。彼女が出てきたのは、ファミリーレストラン。爆弾ハンバーグが大人気らしい。
 夕方6時。車内には家族の姿などは見えず。彼女は一人で爆弾ハンバーグを食べたのだろうか。「豪州産 黒毛牛 爆弾」を。一人で「豪州産 黒毛牛 爆弾」を食べて、スタミナをつけて、これから何処に向かうというのだろうか。妙に男性的なフォルムの、しっかりした感じを受ける乗用車に乗って。
 
 追記
日記を書き終えた後、なんとなく、何かを触って、コロコロと指先で転がしたりしていたのだが、埃の固まりか何かかな?と思っていたのだが、ムカデだった。
「うおおおおお!!」
と叫びながら、ブルル、ブルル、と震えた。