グルメども

 いつものように水撒き作業。コンクリート製の通路。その通路には数メートル毎に溝がある。コンクリートを流し込む時に仕切りに使った木の枠の様な物が、本来その溝を埋めているはずなのだが(というより後述の理由で、木の枠の様な物があるべき場所に無く、溝が発生してしまっているのだが)、その木が腐食して、溝になってしまっているのである。
 ホースの口を絞り、高圧の水を溝に注ぎ込んだ。
 フラッシュバック。失われていた昨日の記憶。数十匹、いや、百は超えているであろうミミズ。次々と豚の群れに向かって流れて往く。何はなくとも床をモゴモゴとやっている豚ども。ミミズも豚のモゴモゴによって豚の中へ?
 我に返ると、昨日ほどではないが、補充されていたミミズ。豚のモゴモゴの中に消えていった。
 仕事道具の買出し、知事選の投票、などを終え、帰宅。夕飯はコイのあらい。父が近所の堀で捕え、祖父が裁き、私が食した。数切れで満足してしまったが、良いお味。
 デザートはメロン。