第二章開幕

 昨晩の事であるが。ベッドに寝そべって漫画(尾田栄一郎短編集)を読んでいると、首にカサカサした感触が。Tシャツのタグが当たっているのだろうと、手をやった。しかし、どうもタグとは別の位置でカサカサしているようだった。カナブンだった。
 君はいつからそこにいたのか。仰向けになったり、うつ伏せになったり、飛んだり、跳ねたり、な私にいつから。
 私の部屋にカナブンが侵入する隙間は無い。数時間前にはドアが開いていたので、そこから入ったのだろうか。しかし、飛んできて取り付いたなら、羽音くらいしても良さそうなものだが。
 可能性として、Tシャツが外に干されていた時に付いた、という事もある。そうなると風呂場から一緒だったという事なのだが…。
 今日、他にも虫について書く事があったような気がしたのだけれど。
 昼食は一人で焼肉。夕飯は、それが兼ねた。