焦燥と混濁(崩壊あり)

 着装しているマスクの紐を引っ張り、手を離したら、マスクが目に勢い良く当たって痛かった。
 目の痛みが引かないうちに手元に運ばれてきた、「コロソ」というちょっといい名前の殺鼠剤。それを小屋の梁の部分に撒いた。豚の居住スペースにこぼれて、豚ごと殺しそうになった。
 未来について、漠然とした不安を感じ、一瞬何も手に付かなくなったが、「まあいいか」と、口に出して言ったら、不安感が消えた。全てが未解決。まだいける。